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折りたたみ自転車の選び方

まず最初に、 その自転車で「何がしたいか」「何のために」自転車を購入するのかを考えてください。
同じように見える「小径自転車」「折りたたみ自転車」でも、 使い方によって、向き、不向きがあります。

毎日の通勤通学で駅までの往復(15分くらい)だけですか?
毎日の通勤通学だけど、結構(1時間くらい)走りますか?
日常のお買い物に使おうと思ってますか?
荷物はありますか?あってもデイバッグ等で背負えますか?
電車でどこかに出かけて、出先でサイクリングしてみたいですか?
電車でどこかに出かけて、出先で「足代わり」に使いますか?
自動車に積んで、オートキャンプに持って行ったりして楽しみたいですか?
スポーツ的に走ることを楽しみたいですか?

ところで、頻繁に「折りたたみ」ますか?
ところで、予算はどのくらいですか?

自転車店やホームセンター、ディスカウントショップ等の店頭には、たくさんの折りたたみ自転車が並べられています。
安いのは1万円以下からあります。その中でどれを選べばいいのでしょうか?

まず、ポイントは「折りたたむか、否か」です。

折りたたみ自転車の選び方で、「折りたたむか、否か」というのもおかしいのですが、
今、一般用の折りたたみ自転車を持っている人の大多数が折りたたまずに使用しています。
そんな人にとっては「折りたたみ装置」は、無用の長物です。
仮に同じデザイン同じ価格のの自転車があったとして、
「折りたたみ」と「非折りたたみ」では、折りたたみ装置の分だけ制作費用がかかるわけですから、
同じ価格だとすれば「折りたたみ」は安物ということです。そして当然その分重くなりますし、耐久性も落ちることになります。

一般的な通勤通学、日常のお買い物であれば、私は「折りたたみ自転車無用論」者なのです。

ただ自宅(マンション等)の自転車置き場に置いておくと、 盗まれてしまうから室内保管したい、
でも、室内は狭いから…という方、 そんな方には、折りたたみは便利かもしれません。
でも、それを毎日、特に朝、慌しい時間にやりますか?
多分、初めのうちだけで、いずれ折りたたまなくなるのでは、と思うのですが。
もひとつ、駐輪しておくスペースの関係で車輪の小さい折りたたみがいいかな?という方、確かにその通りです。
でも小径車で折りたたみじゃないのがあれば、 その自転車がベターですね。あまりないですけれど。

また、折りたたみ自転車は、 その折りたたむという前提から、前かごがないものがほとんどですし、
キャリア(荷台)もなかったり、あっても小さかったりと、荷物を積む用途には適していません。
荷物はないか、あっても全部背負えるという使い方になります。

さて、次にスポーツ系の小径折りたたみ自転車ですが、
最初に覚えていて欲しいのが、ごく一部のロードスポーツ小径車を除いて、
そのパフォーマンス(性能)は、
本来の車輪径(ロードタイプであれば700C、MTBタイプであれば26インチ)のものと比べて 間違いなく劣るということです。

特にMTBスタイルの小径車の場合、その走破性能は26インチのMTBと同様の走り方は絶対に不可能です。
わかりやすく説明すれば、
26インチの車輪ならば乗り越えられる穴ぼこに、小径ホイールだと、はまってしまって転倒ということになり易いのです。
また段差を乗り越えるのも不利ですね。
ですから、あくまでも○○タイプ、○○風の自転車だということです。
本格的にスポーツ走行を楽しみたいのであれば、折りたたみではなく、ロードレーサーやMTBをチョイスしてください。

ここまでお読みいただいて、 「なんか、否定的なことばかりだな」とお思いのあなた、
そう正解です。
私、上にも書きましたが「折りたたみ自転車無用論」者なのですから。

では何故、各メーカーはこぞって折りたたみ自転車を発売するのでしょうか?
それは、一つは自転車業界の悪しき追随性です。
「ほう、折りたたみ自転車が売れているのか。それならば、ワシんとこでも」 と簡単に模倣したものを発売するのです。
少し値段を下げて(苦笑)。こういうことが可能な自転車産業の構造(後述)の所以でもあります。

さらに付加価値があります。
今、自転車は諸物価の上昇と反比例して、極端な低価格になっています。
安売り店に行けば1万円以下なんて価格の自転車がざらにあります。
以前は給料の1ヶ月分といわれていたのが、今では月給の10分の1で買えてしまいます。
ちょっと本題から離れますが、丸石自転車に,ふらっか〜ずComoという自転車があります。
子供乗せ専用設計の自転車で、価格は5万円前後します。
今でこそ、ブリヂストン等他メーカーが同様のものを発売してますが、このふらっかーずComo、幼稚園の送り迎えのおかあさんに大人気です。
普通の自転車が安売り店であれば1万円台でも購入できるのに (それに子供乗せ台をつけても+5千円)、
5万円前後のこの自転車が指名買いされるのです。 同じようなことが電動自転車にも言えますね。

つまり「折りたたみ自転車」は、一見、便利そうなのです。
「便利」という付加価値をつけているようにるわけです。
でも、その便利さを、あなたは本当に便利に使いますか?


私が「折りたたみ自転車」の用途として、こんなときに便利だなと思った具体例をあげてみます。
(つまり、無用論者ですが所有しているわけです…笑)

あるとき、レンタカー(乗用車)を借りることになりました。 レンタカーの営業所へは徒歩30分くらいです。
歩いていくのは「カッタルイ」し、 電車は極端に遠回りだし、ということで「折りたたみ自転車」です。
レンタカーを借りたら、折りたたんで、トランクに入れました。

あるとき、所有していた折りたたみ自転車を友人に譲ることになりました。
その友人の家も私の家も同じ都内ですが離れていますし、駅からもちょっと遠いのです。
私が届けることになったのですが、ずっと自転車で行くのは「カッタルイ」ので、最寄り駅までその自転車に乗って、駅からは電車で移動。
先方の最寄り駅で、友人と待ち合わせ、折りたたみ方を説明して友人は早速自転車で帰宅。私は電車で帰宅。

あるとき、私のもう一つのホームページのある企画のため、都内数ヶ所を移動して写真を撮影することになりました。
交通機関を考えると、電車・バス+徒歩というのは時間がかかりすぎます。タクシー移動はお金がかかります。
ということで電車+折りたたみ自転車という方法で、短時間に、安い費用で目的を達成できました。

つまり、比較的短い乗車時間  荷物がないか、少ない 自転車に乗ること自体が目的ではない 。
他の移動手段に難がある。 というような使い方に「折りたたみ自転車」は便利なのではないでしょうか。

折りたたみ自転車の選び方
それでは具体的に「折りたたみ自転車」選びをしてみましょう。
まず基本です。
予算2万円以上あること。(スポーツタイプの場合は5万円以上)  
使う人の使い方がはっきりしていること。  
その使い方が「折りたたみ自転車」に適していること。  
折りたたみ機構が簡単で、なおかつ、しっかりしていること。

値段について
自転車産業は典型的な「アッセンブル産業」です。
世界のどこにも、自転車の構成部品すべてを自社生産している自転車メーカーはありません。
ハンドル、ギア、タイヤ、ブレーキ、サドル等々、 そしてフレーム(車体)でさえも部品として製造しています。
自転車メーカーは各部品メーカーが作った部品を購入し、一部の大手メーカーは自社生産のフレームに組み付け、
多数の中小メーカーは仕入れた部品の一つであるフレームに部品を組み付けて、 自社ブランドの自転車として販売しているのです。
そして、これは悲しいことなのですが、
そんな中小メーカーの設定している「メーカー希望小売価格」は有名無実なことが多いのです。
よく安売り店にある、定価の何割引きという表示、 たしかにカタログにはその値段が出ていたとしても、
その定価が根拠のないものだとしたら、、、 試しに、調べてみてください、
大手メーカー品も扱っている「安売り店」で、大手メーカー品の割引率と安売り品の割引率の違いを。
「安売り店」であっても当然ながら、利益の生じる価格設定にします。
例えば5割引き、と表示があれば、その価格で販売しても利益があるのです。
ですから、何割引きということに惑わされずに、実質的な販売価格を比較してください。
もちろん、流通形態の違いによって、 良質の物を安く販売できることもありますから、そのへんの見極めが大切なのですが。

少しだけ、そのポイントをお教えします。
上にも書いたように、自転車メーカーは、自転車部品メーカーから部品を購入しています。
製造原価を下げるには、部品のコストを下げるわけです。
例えばハンドルですが、スポーツタイプであればアルミ製、一般車であればステンレス製が主流です。
で、安物自転車は鉄製のめっき品です。 安物のめっきは初めはキレイでも、すぐに錆びてしまいます。
こんな自転車は他の部品も安物だったりしますから、いずれ見るも無残な悲しい姿になります。

もう一つ、折りたたみ機構の部分ですが、
なかには、しっかり規定通りの強さで固定をしても、ガタののあるものがあります。
折りたたみ機構の製造にはかなりの精度が要求されるのです。
自転車は舗装道路を走っていても、かなり振動しています。 一般車であっても例えば下り坂であれば、30km以上で走ったりするわけです。
そんな自転車が精度のないものだとしたら、あなたは自分の命を乗せて走ろうと思いますか?
ということで、ワケあって安い(車体の塗装に難があるとか)物以外の、安物は買わない方がいいですよ。

追記
通販やディスカウントストアなどで、
中国製等の輸入折りたたみ自転車を\10000.以下とかの 極めて安い価格で販売していることがありますが、
輸入経費、販売経費、利益が含まれていることを考えると、 とんでもない安物です。実際、現物を見ても悲しくなるシロモノです。
例えば自転車の知識のあまりない輸入商社が、
流行しているから、売れそうだからと、 中国のメーカーや輸出商社に\2000.の自転車を1000台と発注し、
注文を受けたメーカーも当然利益が必要ですから、
製造原価、部品原価を下げなければ注文に応じられなくて、ただ自転車の形をした物体を製造し輸出する、

そんな物体にあなたは自分の命を預けることができますか?

本題に戻ります。

どこで買うか
自転車は一般的な自転車店へは、メーカーから7分組という状態で届きます。
最終的に組み上げるのは各店の店主なり、店員なのです。
ですからその組み立て方により、 その自転車が持っている本来の性能が出ていない場合もありますし、
極論すれば安全でない場合もあります。
またホームセンター、ディスカウントショップ等の大型店へは、卸会社からほとんど組みあがった状態で届くこともあります。
(配送の関係でハンドルを曲げ、ペダルは取り付けない状態が多い)
その自転車者卸会社では、組み立てラインで、自転車の知識の乏しい人が毎日単純に、同じ部品の組み付け作業をしていたりします。
その結果、自転車全体で見ると組み立てが悪い場合でも、気づかずにそのまま出荷されてしまいます。
それを販売店で修正すればいいのですが、 ホームセンター、ディスカウントショップ等の大型店の自転車担当者は、
たまたまその売り場に配属された人だったりすると、その瑕疵が見つけられなかったりします。
実際、某ホームセンターで「うわぁ、なにこれ!」っていう組み立ての自転車を何度も見ています。

さらに波紋を承知で敢えて書くのですが、
自転車店の店頭によく「自転車は専門店で」という幟がはためいています。しかし現実は自転車専門店でも、技術の差が激しくあります。
特に最近は新しい機構のついた(例えば一般車でもリアサスペンションとか) 自転車が増えていますから、
研究熱心でない自転車店は、正しくその自転車の性能を100%発揮するように組み立てられなかったりします。
これも実際に見たことですが、リアサスペンションのついた自転車に、 その機構を殺すような荷台の付け方をしているのを見たことがあります。
(これは、せっかくのリアサスが作動しないばかりか、いずれ、荷台が折れることでしょう。 で、折れた先が車輪に絡んだとすれば…ゾッ)

これでは、どこで買ったらいいのか、困ってしまいますね。
組み立て技術の差なんていうのは、一般の人が簡単に見分けられないものですから。
で、私が購入するとすれば、ということで書きますけれど、
スポーツタイプに力を入れている個人経営(会社組織でも小規模な)自転車店でしょうか。
スポーツタイプが得意ということは研究熱心ですし、スポーツタイプは組み立て精度がかなりシビアですから技術的にも信頼できそうです。
ただスポーツタイプの得意な店でもチェーン展開しているような大型店だと、
品揃えは良くても、組み立て技術が店員によってバラつきがありますね。
「店で売っている自転車は全部私が組みました」みたいな店がいいと思います。
ただ、えてしてこんな店はこだわりが強い、偏屈なオヤジがやっていたりします。
(正直、私もきっと、そう見えたと思います。ホントは優しいんだけどね…苦笑)
ロードレーサーしか扱いませんなんてお店もあるし。 でも、とっつき難くいオヤジでも、きっとあなたのお役に立つと思いますよ。
専門誌とかインターネットで調べてみると、
結構、小径車や折りたたみ車に力を入れている、スポーツ系の自転車店も増えているようですから。
また、インターネット等の通販であっても、ホームページで、その店の店頭販売の様子を知ることができれば、判断の材料となるでしょう。

それでは、これから、各メーカーごとに予算と使い方で、
ベスト(までいかなくてもベター)な折りたたみ自転車を探してみることにしましょう。
上記をお読みいただいていれば、ご理解いただけると思いますが、
安物はご紹介しません。
私が乗りたい、あるいは面白いと思う、自転車をご紹介しています。


またご紹介している販売店につきましては、
スポーツサイクルを扱っている自転車専門店を中心に、
各ホームページ上で、組み立て技術について言及しているお店を選択しています。

そういうわけで、激安だけを宣伝文句にしている販売店はご紹介しておりません。

それでは、
カタログの見方を参考にして、あなたの良き相棒となる自転車を見つけてください。

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